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AIZAKI

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最後は頭が一流と二流を分ける

2013年7月31日

野村克也氏の『そなえ』

毎朝読んでいますがいいですね!

今日のタイトルは単に頭がいいとか悪いとか言っているのではありません。

例えば3割打つバッターと2割5分打つバッターでは、

プロ野球の世界では大きく評価が変わってくる。

では実際にどのくらいの差かというと、

100打席立って、3割バッターの方が5本ヒットを多く打つだけなのです。

でもプロの世界ではその5本がとてつもなく大きい。

プロのレベルになると超一流の選手をのぞいては、

技術的にはそう大差ないそうです。

そりゃそうですよね。

アマ時代の4番やエース級が集まってくるのですから。

ではどこで違いが出てくるかというと、

やはり頭を使えるかどうかだそうなんです。

相手バッテリーの配給や投手のクセなど

頭を使い当時では誰もやっていなかったビデオなども使い、

様々な研究や分析をしたそうです。

そしてその分析をもとにバッテリーの配給を読み、

野村克也氏は技術を補い、

戦後初の三冠王まで上り詰めました。


『技術には限界がある』

だが、

『頭脳には限界がない』

野村氏らしい言葉。



何か大きな問題にぶつかったときにどうするかで、その人間の価値は決まる。

『もう無理だ』とあきらめてしまうのか、

『どうすればこの壁を突破できるのか』と考えるか。

一流と二流はそこで別れるそうです。


このことって私たちの普段の仕事の中にも落とし込むことができる。

とくに最近は技術の進歩が進んでいて、

同じ機械、同じシステムがあれば、

たいていの物はどこの国の誰が扱っても、

似たスピードで、似たようなものができる。


ではどこで差を生み出していくか?

頭でしょ!?


さらに難しい仕事。

短納期の仕事。

こういう仕事の前に、

普段通りのことしか考えずに、

『できない』と言うか。

どうしたらできるかを幾通りも考えて、

できることを考えるか。

野村克也氏の言うとおり、

一流と二流はここで差が付くし、

信頼を得られるかどうかもここで決まる。


とくに最近は簡単に『できない』という人が多いです。

できないからこそ価値があるのに。

だから必要とされるのに。

時代なんでしょうか?

危機感がないだけでしょうか?

何のために仕事をして、

何のために生きているのか。

根本はやはりここにたどり着いてしまいますね。


しかし読みやすくいい本ですね。

ホント35歳までに読む本です。

自分は37歳ですが…(笑)

昨年の今日のブログ(2012年07月31日 の記事)

ザ・スマイルズ再び!

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