台湾の切削加工工場。

MCとNC並べて、フライス盤あって、汎用旋盤あって。

日本の加工工場となんら変わらない。

雰囲気はそんな感じです。

こちらは門型のMC。

大きい部品から小さい部品まで対応可能。

NC旋盤。

治工具を作ってワークチェンジの工数を減らしています。

もちろんCADも。

若者が汎用機械を使って技術を磨く。

通路には切粉はほとんどなく、

革靴で歩いていても全く平気。

台湾の工場は暖房空調がなく厚着をして仕事をしています。

恐らく冷房もない工場がほとんどだろう。


彼らより3倍人件費が高い日本人が、

彼らと同じこと、

同じレベルの仕事をしていては、

コストで勝てるわけがなく、

負けるのは目に見えている。

では日本人が彼らより秀でているのか？

決してそんなことはない。

むしろ成長欲、向上心、行動力は彼らの方が遥かにある。

とにかくアグレッシブだ。

受身で仕事をしている日本人とは正反対。

このまま未来を考えると、

日本人は東アジアの中では落ちぶれる。

この現状をリアルに捉え、まずは受け入れることができるか。

それさえできない日本人が多い。

まだ日本はアジアでナンバー１だなんて思っていると、

はっきり言って明るい未来は待っていない。

“井の中の蛙”“お山の大将”とはまさしく日本のことだ。

せめてうちの社員にこの思いが伝わり、

現状維持ではダメだと、

常に成長欲、向上心を持って、

日本人に合う仕事の価値を見いだしていかないとダメだと、

そう気づいて動けるようになって欲しい。

またそうなるような仕組みを作ることが私の大事な役割だ。

色々考えることは多い。

やりがいがあるな。

自分がもっともっと成長しないと、

自分のところの社員は自分以上には成長できないと思って努力をしていこう！